2000年01月01日

今週飲んでうまかったビール

1999.8.11

サッポロ「ブロイ」 - 昨年発売になって、サッポロ発泡酒の代名詞となった「ブロイ」。宣伝文句は「味を語れる発泡酒」のようだが、ラガーを薄くしたような味のキリンの「淡麗」、クリアな感じのサントリー「スーパーホップズ」に対して、「黒ラベル」の苦みをかろうじて残した感じの「ブロイ」といったところ。もともと、軽さが特徴の発泡酒だが、「がんばってビールに近づきました」という感じが貧乏臭い気もする。しかし、確かに、発泡酒の中ではもっともビールに近くてうまいと思う。

1999.7.30

アサヒ「生一丁」 - 吹田工場でつくったという、地域限定ビール。今日は、姫路市民プールでスーパードライを飲んだのだが、缶ビールからそのまま飲んだので、あまりおいしくなかった。自宅に戻ってから、この生一丁をジョッキで飲んだら、妙にうまかった。やはり、ビールはジョッキで飲むに限る。
というわけで、生一丁がうまかったのか、ジョッキで飲んだのがうまかったかわからないが、生一丁は、スーパードライよりも、ずっとビールらしい苦みのあるビール。オーソドックスなビールだと思う。地域限定ビールというのは、アサヒの場合、オーソドックスなビールを指すようだ。

1999.7.17

ハリマブルワリー「播磨風土記」 - 先週発売になったという、播磨の地ビールだ。ラベルはもちろん(?)国宝姫路城。ビールには「ピルスナー」「ドュンケル」、発泡酒には「丹波黒大豆」「サツマイモ」「リンゴ」があるが、今回は、「ピルスナー」を飲んでみた。「氷ノ山山系の名水が生み出す爽やかな味」という謳い文句だが、味は、エビスをさらに濃くしたような味で、「爽やか」という感じではなかった。キリンのピルスよりも「濃い」感じだ。姫路駅前の山陽百貨店地下などで買える。問い合わせは(ハリマブルワリー Tel0790-74-8111)。

1999.7.11

アサヒ「名古屋麦酒」 - アサヒの地域限定ビール。関東地区限定の「江戸前」、四国地区限定の「蔵出し」など、このシリーズはいろんなビールがあるが、この中で目をひいたのが「名古屋麦酒」。「高濃度ビール」と銘打ったこの味は、他のビールよりもコクがある感じ。といっても、味噌カツのように甘いわけではない。いい感じなのだ。地域限定ビールは、関西地区でも各地の限定ビールを6本パックで売ってたりするので、飲み比べてみると、その人の好みがわかって面白いのではなかろうか。

1999.7.6

サッポロ「エビス」 - サッポロのオールモルトビール「エビス」。「ちょっと贅沢なビールです。」というフレーズで、敬遠している人もいるかもしれないが、350mlで203円(近くの安売り酒店)だから、さほどでもない。十分、価値のあるうまさだ。う~ん、やっぱりエビスはうまい。

1999.6.26

キリンヨーロッパ「ピルス」 - キリンヨーロッパのシリーズには、ピルスのほか、デュンケル、ペールエールがあるが、このピルスが一番うまかった。缶には、苦みに三ツ星がついているが、そんなに苦いとは感じなかったが、キレがある感じ。外国産ビールの変なクセはなく、あくまで日本人好みの範疇に収めてある感じがする。たまには、こういうのもいい。ちなみに、デュンケルは黒ビールです。

1999.6.19

キリン「淡麗」 - 最近流行の発泡酒。発泡酒がこれほどブームになったのは、ビール業界最大手のキリンが1998年2月に、この「淡麗」で参入したことが大きい。
発泡酒とビールはほとんど同じものだが、麦芽使用率が50%未満のものを発泡酒と呼んでいる。発泡酒が人気なのは「安いビール」と言われているから。一般ビールが225円(350ml缶)に対し、ほとんどの発泡酒は145円である。
しかしこれは、麦芽の使用率が低く原料代がかからないから安いわけではない。税金が安いのだ。つまり、製品に対してかかっているコストは、ほとんど変わらない。
「淡麗」は25%未満の麦芽使用率であるが、これは25%未満になるとさらに税金が安いから。ライバルであるサントリーの「スーパーホッブズ」やサッポロの「ブロイ」も、この25%未満の麦芽使用率だ。
これに対し、サントリーの「麦の薫り」は、麦芽使用率50%未満。飲み比べると、「麦の薫り」のほうが、「淡麗」よりも「濃い」感じがする。その代わり、値段も若干高い。理由は、税金が高いからである。
税金を納めるのが好きな人は、麦芽50%以上の「スーパードライ」や「ラガー」をせっせと飲めばいいが、税金を納めるのが嫌いな人は、「淡麗」や「スーパーホッブズ」「ブロイ」を飲もう。別に、「安かろう、悪かろう」のビールではないのだ。

1999.6.12

キリン「ビール職人」 - サントリーのモルツだけが麦100%ではないとクレームがついたらしいが、キリンの麦100%ビールがこれ。モルツもおいしいけど、ビール職人やエビスビールのほうが、苦味が効いてる感じ。で、その苦味がいやだと感じるかどうかが評価の分かれ目。私は、「うまい」と感じた。エビスとビール職人の差はというと・・、ほとんど、缶のデザインの差くらいかな。キリンの一番搾りにも言えるんだが、金色系統をバックに、麦穂のデザインが妙に食欲をそそる。
  


Posted by miki  at 00:00Comments(0)